Pierre Bachelet 1944-2005
大好きだったフランスのシンガー/作曲家のピエール・バシュレが、2月15日、60歳という若さで亡くなりました。
ピエール・バシュレの名前はあまり日本では有名ではないですが、彼の手による400万枚売れた"Emmanuelle",「エマニュエル夫人」のテーマは、よく耳にしている方も多いかと思います。( 日本語表記は「エマニエル夫人」らしい)
軽くて口ずさみやすいメロディは、時代や国を超えて愛され続けていますね。
もともと映画音楽から入った作曲家なのですが、たまに書く彼の詩はなかなかイイ味だしています。
例えばエマニュエル。
君は夢みた 心の愛を
君はみつけた 体の愛を
これ、フランス語だと見事に韻を踏んでいてニクイんです。
フランスではその後、炭坑労働者の心を詩ったシリアスな"Les Corons"や、美しいラヴ・ソングの "Elle est d'ailleurs" の大ヒットでもって、国民的スターでもあるのです。
2003年にはジャック・ブレルのオマージュ・アルバムをリリース。これからますます
シブく咲く花として、活躍を期待していた矢先の死でした。闘病生活が長かったとされていますが、たまにテレビに出ていた彼は元気そうだったのですけどね。
彼のちょっとすっとぼけたような歌声が好きでした。
Chacun son chemin
Meme s'il est triste
Chacun son chagrin
....Adieu l'artiste....
/Marionnettiste
合掌