A . 何故なら、ポイズン・ガール・フレンドの制作物全てを自分でコントロールしたいからです。未だに事務所に入っている訳ではないし、テキストを作るのは疲れる作業ではあるけれど、 楽しくもあるし、インター・ネットにはいろいろな可能性を秘めていると思って、飛び込んでしまったのです。
Q . もう長いことネット・サーフィンを楽しんでいるのですか?
A . いいえ、95年の9月から始めたばかりです。そしてすぐに病みつきになりました。最近、ナイト・クラビングもあまりしないで、すっかり オタッキーになってしまいました。
Q. 毎日どの位飛んでいるのですか?
A . その日によって、まちまちです。1日中とか10分だけとか。
Q . もうナイト・クラビングには興味がなくなってしまったのですか?
A . いいえ。好きですよ。 私がポイズン・ガール・フレンドを始めたのは、1989年に英国に住んでいた時にクラブ・ミュージックの洗礼を受けて、そしてそれから数年間は東京もクラブ・カルチャーなるものが芽生えてきて、私自身もそこからエネルギーと刺激をうけたからです。けれどもここ最近はクラブがメジャーになり過ぎて、もはやクラブとは呼べないものが多すぎる気がします。アンダー・グラウンドぽさが消えてしまった。そしてもうひとつの理由は、アンビエントなジャングルや、ダブがかかるクラブがまだ東京にはないんです。多分来年になれば・・・期待しています。
Q . ジャングリストの中でお気に入りは?
A . GOLDIE ! 彼の音楽は、まさに私が永い間探し求めていた音なんです。そしてプレイドの新作にも期待しています。
Q . アンビエント・ダブについてはどうですか?
A . WiLLiAM ORBiT に長い間恋焦がれています。
Q . Dark Eyed Kid という別プロジェクトはどうなっているのですか?
A. 一度解散して、今年の始め頃から又再構築しました。幾つかの曲は仕上がっているので、来年にはアルバムをリリース出来たらと思っています。
Q . POiSON GiRL FRiEND と Dark Eyed Kidの違いは?
A . POiSON GiRL FRiEND は私個人のプロジェクトなので、音楽面では私に全ての権限があります。けれどもダーク・アイド・キッドの場合は Nobby Styleと2人のチームです。音楽的なパートナーが欲しい時もあれば、そうでない時もあるんです。
Q . あなたにとって、音楽とは?
A . 私の答。私の全て。私の希望。私のエネルギー。私自身。ほとんど奴隷!・・・落ち込んだ時にはいつも、音楽だけが唯一の逃げ場だったのです。時々、音楽を知らなかった方が幸せだったのではないかと感じるときもあるのですが、きっとやっぱり、そっちの方が不幸でしょうね。
Q . 夢は何ですか?
A .夢はみないんです。
Q . 孤独な人なんですか?
A . 私的にはそうでもないのですが、公的には、そうかもしれませんね。音楽業界の人間で信用出来る人って、極わずかですから。
Q . だから、自分自身でホーム・ページを作っているのですね。
A . その通りです(笑)!
1995 Psycho Planet communications